本記事では、パーソナルスペース内でアロマが香る製品を開発した企業、医療的ケア児や低出生体重児用の服を手掛ける企業、ポジティブ心理学に関する資格認定を行う法人をご紹介します。医療現場でのアロマに関心がある看護師さんや子どもと関わることが多い方、ポジティブ感情を学んでみたい方はぜひ目を通して気になる詳細を確認してみてください。
上記をクリックすると看護webサイトから見ることが出来ます。
<掲載記事原文>
自社で取り組む研究および臨床実績をもとに、「香り」に着目したものづくりや医療・介護現場へのアロマ導入サポートなどを行う、アグライア・クリニカルアロマティックラボ株式会社。香りによって人々の心身ひいては生活に良い流れが生まれるように、従来の形にとらわれることのない画期的なアイデアでオンリーワンの製品開発とサービスを目指しています。
医療・介護現場では、アロマセラピーやアロマを補完代替療法として用いるメディカルアロマセラピーの導入を検討するケースもあるでしょう。
そうしたアロマを導入するにあたり、アロマ導入サポートの一環として開催した同社のとある説明会で、実際に医療現場で働く医療従事者から香りが不特定多数に拡散することや衛生面、アロマオイルの使いにくさに対するリアルな声が上げられました。
そこで同社は、パーソナルスペースという限られた空間内で香りが広がる製品の開発をスタートし、試行錯誤を重ねて誕生したのが「貼るアロマシール」です。
同製品は、本体のシールにアロマを滴下するだけで特別な道具はせず、1度きりの使い捨て仕様ということもあって簡単に扱えます。
貼るアロマシールは、一番上に不織布を使用し6層の特殊多層構造仕上げにすることにより、香りの持続性を実現。また、アロマが途中で素材の繊維と絡まることで最下層の粘着剤まで浸透せずに済み、裏漏れと剥離が起こりにくくなるので、衣類やマスクはもとより寝具などにも使いやすいでしょう。
そして、熱を使わず自然の揮発で、アロマそのものの香りをダイレクトに長時間感じられるのもポイントです。
国産素材と国内製造で高い品質を確保し、アロマの香りを邪魔しない工夫が詰め込まれています。
一方で、アロマに限らず香りは時として香害となり体調不良を起こす方もいるのが実情です。
そのため、同社はパーソナルスペースの50cmで芳香し、100cm離れるとアロマの香りが確認できない絶妙なバランスを追求しました。
使用する場所と時間に制限がなくなり、入院患者さんの睡眠時や手術時に使用したり、医療従事者のユニフォームに貼ったりすることも可能です。
医療・介護現場でアロマの使用を考える際には、こうした周囲への配慮にもつながる製品を活用してみるのも良いかもしれません。
さらにアロマガラス瓶が使いにくいという声から生まれた「滴下専用スーパー樹脂ボトル」が2023年9月に誕生いたします。耐薬性、耐香料性、ガスバリア性のある樹脂素材を開発することにより「割れにくい」「軽くて薄い」「滴下しやすい」を追求いたしました。