貼るだけアロマシールoemの香料としてもお使い頂くことができます。カラダやメンタル、空間に対してエビデンスを取得し、すべて100%天然精油を利用しています。
がん患者さんは、患部からの分泌物等により特有の病臭が発生して大きなストレスを感じていることから弊社ではその成分を特定し、精油のみで消臭(官能試験で感じなくなるレベル)すべく取り組んでおりました。すでに医薬品ではメトロニダゾール液や軟膏により匂いの軽減ができますし、消臭パッドもあるかと思いますが、「アロマ」という誰でもが手軽にできる手段としてデータを蓄積することができました。
アロマシールに精油ブレンドを0.025ml垂らして胸元やリネン類に貼る。精油そのものの匂いはあまりせずほんのり香る程度の濃度。消臭率は少し下がり64%ほど。精油ブレンドの種類により「49.5%」「51.0%」「43.9%」など消臭率に違いが出てきて、香りの良さをとるか消臭率をとるか・・など悩みましたが、バランスのとれた64%の消臭率のブレンドを採用。消臭率はガス感知器で試験。官能試験は6段階臭気強度表示法に基づきどの精油ブレンドも0.5~1.0の間で収まりました。ジメチルトリスルフィドの匂いは消臭率64%でも官能試験では無臭に近く非常に優秀な精油ブレンドができあがりました。」
英語:Mint(ミント)/ラテン語:Mentha(メンタ)/日本語:ハッカ/中国語:薄荷(ボーフォア)
・ペパーミント(セイヨウハッカ)
・ジャパニーズミント(和ハッカ・ニホンハッカ)
1,l-メントールの量比較
ジャパニーズミント(約70-90%)>ペパーミント(約50-60%)
世界中で栽培され、古くから日本でも生活にとても関わりが深い植物です。江戸時代後期からハッカの栽培が奨励されています。4000年以上前にはエジプトで栽培され富豪はハッカ油を香水風呂に、庶民は傷薬として使っていたそうです。ペルシャ、ギリシャ、インド、中国の古書にもハッカ・ミントが薬として用いられたとの記録があります。
「スーっ」とするのは?
ハッカやミントを使うと清涼感や冷たさを感じると言われる方が多いです。真冬に使うと寒いという声も!
これは実際に体温や室温が下がるわけではありません。
人間の皮膚や粘膜には暑さや冷たさを感じる神経があり、ハッカの主成分であるメントールが冷たさを感じる神経を刺激することで温度が下がった時と同じ反応を脳が示して「冷たい」「涼しい」と感じ冷ます。
涼しく感じるからといって熱中症対策の水分は忘れないようにして下さい。
【方法】
1,香りを嗅がない状態で水温28℃の水に手を入れて感じる体感温度
2,ペパーミントの香りを嗅いだ状態で水温32℃の水に手を入れて感じる体感温度
1,2とを比較。結果、1と2は同レベルであり、ペパーミントの香りを嗅ぐことで4℃も体感温度が下がるという実験結果が出ています。
出典:「香りが感覚/使用感触の判断に及ぼす効果」 (株)資生堂製品開発センター香料開発室 庄司 健 ※発表当時)フレグランスジャーナル社 AROMA RESEARCH No.23(2005)