疲労そのものを軽減する「緑林の香り」成分
「疲労感が軽減し、リラックスできる」これが従来のアロマセラピーで感覚的なもの!
自分の好きな香りを嗅ぐことでリラックスして「疲労感が軽減される」ことがあります。
しかし、「疲労感が軽減されること」と「疲労そのものが軽くなること」とは違います。
科学的に実証されている疲労の香りとは「緑林の香り」です
雰囲気やイメージではない、集中力を高め、ぐったり感を癒やす確かな香りです
「みどりの香り」の正体
草木をちぎったときの香り、芝を刈ったときの香り、緑茶の缶を空けた時の香り。それが「みどりの香り」です。
緑色をした葉を持つ植物、たとえば観葉植物などの葉っぱを一枚、ちぎってくしゃっと丸めるだけでも「みどりの香り」を嗅ぐことができます。
この匂いの元は「青葉アルコール」と「青葉アルデヒド」という成分です。この2つを主成分とした8種類の化合物の複合の香りが「みどりの香り」になります。
「青葉アルコール」は不飽和アルコールのひとつで、ほとんどの緑の葉に含まれています。1933年、 京都大学の武居三吉教授により緑茶の香り成分として発見されました。
どちらも、香水やアロマの原料として工業生産されています。現在では世界から注目を集める分野に まで成長しています。
「青葉アルデヒド」は、「青葉アルコール」が酸化して発生したもので、「青葉アルコール」より遡ること約20年前、1912年にドイツにて発見されました。緑の青臭い匂いがさらに強くはっきりしています。
出典:梶本修身 2013年.最新医学でスッキリ!「体の疲れ」が消える本 成美堂出版